こんにちは、来園されたお客様との会話で「親木の重要性」と言う事をよくお話しさせて頂きます。
椿は枝変わりの多い品種であり、本来の花色や絞り方ではない花が咲いてしまい固定する植物です。
開花期は親木となる椿の選別期であり、枝変わりしてしまった枝を切り落とす時期です。
上記品種、「友の浦」と「玉の浦」です。
ほぼ最後の蕾であった花の写真で、確実に覆輪が入っております。(糸覆輪ではありません)
ここが重要な部分、親木の選別時の基準として覆輪が深く入っていない枝は毎年切り落とします。
また、覆輪ではなく雲状(斑入りの様な状態)となった花枝も切り落とします。
当園の「玉の浦」親木は昭和期に五島列島の原木採取苗より頂いた椿です。