風雪厳しいこの地方、海岸沿いに群生する椿の葉は、吹き付ける潮風によりもぎ取られ、椿の樹形は傘状となってしまっていた。
「新芽が伸びる、風に吹き飛ばされる」を繰り返すため、樹高2mになるのでさえも数十年かかるように思えた。
海岸に面するヤブツバキすべてが山側へ倒れるように自生しているのも、この地で自生する厳しさを物語っていた。
つばき自生地北限の椿山。私自身、もっとも興味深いこの地をたずねた。
青森空港から車で約2時間、東津軽郡平内町に入り「ツバキ自生北限地帯」の看板が目に飛び込む。
鮮やかなヤブツバキの描かれた看板とその隣で咲いているヤブツバキの群生。
「ようこそ椿の北限へ」と、私の心にささやいているように感じた。
近年、藪椿をたずね全国各地に点在する自生地行脚を続けている。
中部地方については若い頃から各地をたずねることが多く、目にしていたのだが。
>>もっと見る
椿園三代目園主佐藤 幹大
椿園は昭和23年の創業以来、椿樹木を専門に生産・販売を行っています。育種家としては一重の筒咲を中心としたツバキらしい「美しい椿」の作出にも取組み、三代に渡り作り出した園芸品種椿は300品種に迫っている。代表的な作出・命名品種:千羽鶴、初音、陣屋の椿、月照など。
会社案内
歴史
椿日記(ブログ)
選び方・育て方
椿通信
よくある質問
訪問予約
お問い合わせ