椿の育て方 ポット苗の植え替え手順

2014/04/01 カテゴリ:

こんにちは、今日は風もなくポカポカ陽気でした(^^)当園農場の椿はGW明けまで咲いております!

生産農場では2014秋以降に出荷する苗の植え替え、肥料、草取りが着々と進んでおります。

そして昨日のブログの続き、椿の育て方について今日はポットのサイズアップ!

-植え替え前のワンポイント!-

・植え替え用土は赤玉土(小)・鹿沼土・市販の培養土をそれぞれ1:1:1でも良いですし赤玉と培養土を1:1でもOKです。

・鉢サイズは二号アップまでにしてください。(12cmポット苗でしたら18cmポット程度に植え替える)

※大きくしすぎると数年花が付かない場合もあります。椿は根があまり張りません。

・椿の苗木ポット部分を水を入れたバケツ等に沈め、しっかりと水分を浸透させておきます。

10分~30分で根全体に水が行き渡ります。

 IMG_3745_縮小500 ポットから椿を優しく抜き出します。

この時、根をほぐす・崩す等はしなくて結構です。

鉢底に植え替える土、または鉢底石を敷いて植え替える土を入れます。

この時、もともと地上部に出ている幹部分が隠れないように高さを土で調整します。以下画像参照。

IMG_3748_縮小500 IMG_3751_縮小500 IMG_3762_縮小500

植え替え用の土をまわりに隙間ないよう入れ、シャワーでしっかりと潅水します。

緩効性の肥料でしたらこのタイミングでおいても大丈夫です。

IMG_3765_縮小500 IMG_3767_縮小500 支柱をしてグラグラしないように。

これで終わりです(^^) 椿は植え替えに手間が掛かりません。

ただ、植え替えて数日はカンカン照りの場所には置かず、日中数時間でも日陰になる場所に置きましょう。

優しく植え替えたとしても多少環境が変わるので木を落ち着かせましょう。

そして半年ほど待てばしっかりと蕾が付くはず。。です。ご質問やこんな事教えてはメール等でも随時受け付けます(^^)

その質問に答える形でブログで発表する場合もありますのでご了承ください。

椿の育て方 春は古葉が入れ替わる時期。

2014/03/31 カテゴリ:

こんにちは、今日は強風で寒さが少しだけ戻りました(^^;)東海地方、桜満開予報出ましたね!

3月から陽春5月6月によくある質問として、「葉が黄色くパラパラと落ちる」や「植栽した椿の花が咲き切らない」等です。

特に今シーズン(秋~春)に植栽、移植、鉢増し(4号ポット→6号ポット)等の作業をされた方から良くお問い合わせがあります。

下記画像左から、タマアメリカーナ(鉢増し)、加茂本阿弥(移植)、関戸太郎庵(移植)です。

古葉入れ替わり_タマアメリカーナ地植え→ポット苗_縮小500  古葉入れ替わり_加茂本阿弥_縮小500  古葉入れ替わり_関戸太郎庵_縮小500

上記三本、植え替え時期は年末~2月にそれぞれ行っております。

なぜこのような事になるかと言いますと、移植時に根を切ったりして多少なりとも根が少なくなる為です。

椿の木自身が古葉を落として適正な葉数になろうと対応している途中です。

地下見えない部分である根と地上の葉数や枝・蕾は比例するという事にもなります。

花を咲かせたい場合、先端に二個三個と付いている蕾を一個にする等して、楽をさせてあげてください。

枯れる兆候やとても弱る場合、木全体すべての葉が落葉せずに色が変わります。

植え替え等の作業をしていない場合でも、新芽が伸びる前に古葉が落葉する事もあります。

どちらにしてもこの時期にはお礼肥え(肥料)を与えて、次の年の準備をしてあげてくださいね。

椿の育て方 椿苗のタケノコを育てる!

2014/03/23 カテゴリ:

こんにちは、何だか落ち着かない今日この頃。

日間賀観光ホテル様での3月27日(木)「日本の心でつなぐ絆」コンサート開催!が数日と迫っております。

さて今日は「椿の育て方」のワンポイントレッスン! なぜこの時期に肥料か。

IMG_2059_縮小500  IMG_2058_縮小500

二つの苗、どちらも新芽が大きくなってきていますよね? 竹の子のような形をしているので「タケノコ」よ呼びます(笑)

この芽が伸びるまでにいかに大きくするか。これが非常に重要です。

写真は12cmポット苗です。

IMG_2057_縮小500 使っている肥料は「化成肥料 大粒」

この時期に施肥する場合、10粒程度にして頂ければ結構です。(あくまでも元気な苗の基準です)

ドカーン!!と伸びるか、ピヨ~ン。。程度になるか。。。。 花が終りに向かう今が大切ですよ(^^)

皆さん参考にしてください。

椿な人達

椿園三代目園主 佐藤 幹大

椿園三代目園主
佐藤 幹大

椿園は昭和23年の創業以来、椿樹木を専門に生産・販売を行っています。育種家としては一重の筒咲を中心としたツバキらしい「美しい椿」の作出にも取組み、三代に渡り作り出した園芸品種椿は300品種に迫っている。代表的な作出・命名品種:千羽鶴、初音、陣屋の椿、月照など。