みなさんこんにちは!椿園の佐藤です。今日は寒く農園は雪がちらついております!
ハウスに入ると暖かく【玉之浦・たまのうら】が咲いていました♪
写真のように紅色白覆輪花ですが、この幅は浅く深く、時には糸状の覆輪や紅花単色にもなります。
真っ赤なヤブ椿が突然変異した花として希少なこの椿、原木は長崎県五島列島の父ヶ岳南方玉之浦町に自生していました。
交配種の一例:友の浦(とものうら)、秋の宴(あきのうたげ)、玉本阿弥(たまほんあみ)
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みなさんこんにちは!椿園の佐藤です。風の冷たい一日でしたが農園では【君が代・きみがよ】が咲き始めていました♪
白色八重咲~牡丹咲きの大輪花で2月下旬頃より咲き始めます!
昭和50年(1975年)10月発刊「原色中部のツバキ」の139ページにも紹介されており、椿園の所在している愛知県稲沢市「祖父江にお腰入れの大ツバキ」と記載されています。
その当時で大樹と呼ばれており推定樹齢300年・幹回り1.2mの巨樹と記載がある古い椿は、土地改良と呼ばれる区画整理や道路拡張のたびに移植されたとあります。
ご縁に恵まれ現在は椿園の生産農園に鎮座しておりたくさんの花を咲かせる雄大な木に育っています。
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みなさんこんにちは!椿園の佐藤です。 本日は【卜伴椿・ぼくはんつばき】の動画を撮影して公開しました♪
この椿は全国各地で様々な呼び名がある花になっており、椿園のある中部地方では「白芯卜伴・はくしんぼくはん」、関西地方では「月光・がっこう・げっこう」などの名前で愛されている椿です。
また、特徴ある花の解説や卜伴咲き(唐子咲きとも言います)の仲間たちも動画の中で紹介していますのでお楽しみに!
撮影日:2024年2月17日 椿園(株)生産農園畑にて
ここで今回動画を作成するにあたり、どのような歴史があるのかを少しだけ調べてみました(^^)マニアックな部分ではありますが解説させていただきます!
卜伴椿は江戸時代より愛された花の一つとして「増補地錦抄・ぞうほじきんしょう」(宝永7年1710年-享保18年1733年に発刊された植物園芸書 著者:伊藤伊兵衛)にも紹介されている椿の一つです。
古い書物ということで国立公文書館デジタルアーカイブデータにて調べてみたところ、20冊あるシリーズの内、2巻と9巻には椿の絵図や品種名、その解説がされており「卜伴・ぼくはん」のほか沖の浪、玉手箱、緋縮緬、一休、侘助など、令和6年の現代には姿を見ない園芸品種などが多種にわたり名を連ねていました。
今も昔も人が夢中になることができる園芸文化、多くの皆さんに愛されてきたツバキの存在を知ってもらいたいですね!
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