雨上がりに親木の多い畑を回っていたら見たことの無い花を見つけました。
事務所に帰って先代の書かれた著書を調べてみますと 『竜田錦』 という品種でした。
説明によると、祖父江のお隣の村であった「立田村」にでた名花で、淡紅色または桃色の地に
濃紅の大小縦絞りが入る一重の中輪であるとされています。
関西では「御幸錦」と呼ばれているそうで、地元の花が各地で愛されていると思うと感慨深いものがあります。
現在当園で多く開花している品種は
『荒獅子』や『西王母』、『白玉』等、絞りのないものが多かったので、初めて見る絞りの花は
ちょっとした感動があったのでした。
立松