見分けならぬ味分け

10月に入ってすっかり秋めいてまいりました。ご飯が美味しい季節ですね。

先日から高校生が研修に来ていて、当園の業務に携わってもらいました。

業務の一環に養蜂があるということでみつばちを見せることもしましたが、

やはりこの仕事の一番の楽しみであるはちみつを食べてもらわねば、と試食を研修に挟みました。

もちろんこれは立派な仕事です。ええ。

 

最近では機械での分析などもありますが、

はちみつの種類を見分けるのはつまるところ人間の舌です。

それに自分で採ったはちみつがどのような味がするか確かめておかないと、

お客様に自信を持ってご提供できません。

その一方で、自分だけ美味しいと思っていても、他の人の舌には合わないという事もあります。

一般的な好みを知る上でも、多人数での試食をするのは大事なことです。

けして業務にかこつけて甘味をむさぼろうというわけではありませんよ。

当園のもの以外にもいくつかはちみつを用意して、いざ試食。

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 馴染みのある味、新鮮な味、クセの無い味、特徴的な味、花の種類によって千差万別。

研修生に聞いてみると、「シナモンみたいな匂い」「こっちのほうが食べやすい」と

やはり違った答えが返ってきます。

我が家では父がもちの蜜をトーストにかけたり、母が椿の蜜をコーヒーに入れたりと、

好みが分かれてるので 複数種類常備してます。

好みは人それぞれ。

 

椿もはちみつも色々な種類があって、どれが一番と言うことはなく、

その時々に違いを楽しむものと思います。

八開

椿な人達

椿園三代目園主 佐藤 幹大

椿園三代目園主
佐藤 幹大

椿園は昭和23年の創業以来、椿樹木を専門に生産・販売を行っています。育種家としては一重の筒咲を中心としたツバキらしい「美しい椿」の作出にも取組み、三代に渡り作り出した園芸品種椿は300品種に迫っている。代表的な作出・命名品種:千羽鶴、初音、陣屋の椿、月照など。