椿 育て方 ~北玄関・日陰への植栽~

こんにちは、寒暖差のある時期がやってくると椿の様々なお問い合わせも多くなってきます。

最近多いお問い合わせをご紹介させて頂きます。

・日陰の環境でも椿は育ちますか? ・北玄関の前に鉢植えで育てたい。

・日中二時間程度しか日が当たらない場所に椿を植えたいのですが。

・ケヤキや桜の木の下に椿を植えたいのですが。

まず、植物の中でも「椿-つばき-」は陰陽樹(いわゆる日陰に向く木)になります。

日当りがダメと言うわけではありません。あくまで日陰でも育つ樹木と捉えてください。

ですので北玄関でも、自宅の北側でも十分に何変わらず育ちます。

ただ、植物の特性上、日当りの良い場所で育てた方が花数は多くなる事は確かです。

花芽が出来た時期に北玄関へ持って行き、花の終わる時期に南へ移動。

真夏は葉焼けする恐れがあるので、また北玄関へ移動するという育て方もお勧めです。

真っ暗でない限りは十分育つ植物が椿です。

IMG_9573_縮小500 写真は当園自宅庭の「初音」です。

南面の塀際に植栽しておりますが、塀の際だと幹根に日が直接当たらないので夏場も簡単に乗り切れます♪

一つ気を付けて頂きたいのは冬季の潅水(水遣り)です。

夏場は温度もあり、毎日どころか一日二回水をあげる日もあると思われますが、

冬は土の水分が無くなりにくいので、表面が乾いたらたっぷりと潅水を心掛けてください。

毎日あげてしまうと鉢の中が加湿となり、葉を以上に落としたりする場合があります。

以上、育て方の一つとしての事例でした(^^)

購入前、購入後、不安のある方、育て方に付いて質問のある方はいつでもご連絡ください。

返事は少し遅れるかもしれませんが必ずお答えさせて頂きます。

今後も椿園㈱と椿心オンラインショップをどうぞよろしくお願い致します。

椿な人達

椿園三代目園主 佐藤 幹大

椿園三代目園主
佐藤 幹大

椿園は昭和23年の創業以来、椿樹木を専門に生産・販売を行っています。育種家としては一重の筒咲を中心としたツバキらしい「美しい椿」の作出にも取組み、三代に渡り作り出した園芸品種椿は300品種に迫っている。代表的な作出・命名品種:千羽鶴、初音、陣屋の椿、月照など。