椿の花を確認し、接木をします!by覆輪品種

こんにちは、来園されたお客様との会話で「親木の重要性」と言う事をよくお話しさせて頂きます。

椿は枝変わりの多い品種であり、本来の花色や絞り方ではない花が咲いてしまい固定する植物です。

開花期は親木となる椿の選別期であり、枝変わりしてしまった枝を切り落とす時期です。

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上記品種、「友の浦」と「玉の浦」です。

ほぼ最後の蕾であった花の写真で、確実に覆輪が入っております。(糸覆輪ではありません)

ここが重要な部分、親木の選別時の基準として覆輪が深く入っていない枝は毎年切り落とします。

また、覆輪ではなく雲状(斑入りの様な状態)となった花枝も切り落とします。

当園の「玉の浦」親木は昭和期に五島列島の原木採取苗より頂いた椿です。

椿な人達

椿園三代目園主 佐藤 幹大

椿園三代目園主
佐藤 幹大

椿園は昭和23年の創業以来、椿樹木を専門に生産・販売を行っています。育種家としては一重の筒咲を中心としたツバキらしい「美しい椿」の作出にも取組み、三代に渡り作り出した園芸品種椿は300品種に迫っている。代表的な作出・命名品種:千羽鶴、初音、陣屋の椿、月照など。