椿の育て方 「胴芽を吹く」とは?

こんにちは、椿の育て方に関し、専門書ではなかなか書いていない事をこのブログで紹介したいと思います。

本日は「胴芽を吹く」と言う言葉の意味や現象、仕組みについてご紹介。

4月の成長期から6月の梅雨入り期までや晩秋10月~11月によく見られる成長過程で、

生育好調で元気な椿や、接木の椿にて枝数が少ない苗ほど以下の画像のような現象になります。

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幹からタケノコ状の芽が発生・成長して枝になります。 肥料が上手く効いていると右上の画像のように蕾も付けます。

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木の幹=胴から芽が出来伸びるので「胴芽を吹く」と呼んでいます。

大木やある程度育っている椿の枝を切り戻したりした場合もこのように胴芽を吹きます。

我々専門家としては、椿苗のボリュームを出したい時に胴芽を吹かすという事も行っております。

ご質問・もう少し教えて欲しい等はメールでよろしくお願い致します。

椿な人達

椿園三代目園主 佐藤 幹大

椿園三代目園主
佐藤 幹大

椿園は昭和23年の創業以来、椿樹木を専門に生産・販売を行っています。育種家としては一重の筒咲を中心としたツバキらしい「美しい椿」の作出にも取組み、三代に渡り作り出した園芸品種椿は300品種に迫っている。代表的な作出・命名品種:千羽鶴、初音、陣屋の椿、月照など。