椿の育て方 春は古葉が入れ替わる時期。

こんにちは、今日は強風で寒さが少しだけ戻りました(^^;)東海地方、桜満開予報出ましたね!

3月から陽春5月6月によくある質問として、「葉が黄色くパラパラと落ちる」や「植栽した椿の花が咲き切らない」等です。

特に今シーズン(秋~春)に植栽、移植、鉢増し(4号ポット→6号ポット)等の作業をされた方から良くお問い合わせがあります。

下記画像左から、タマアメリカーナ(鉢増し)、加茂本阿弥(移植)、関戸太郎庵(移植)です。

古葉入れ替わり_タマアメリカーナ地植え→ポット苗_縮小500  古葉入れ替わり_加茂本阿弥_縮小500  古葉入れ替わり_関戸太郎庵_縮小500

上記三本、植え替え時期は年末~2月にそれぞれ行っております。

なぜこのような事になるかと言いますと、移植時に根を切ったりして多少なりとも根が少なくなる為です。

椿の木自身が古葉を落として適正な葉数になろうと対応している途中です。

地下見えない部分である根と地上の葉数や枝・蕾は比例するという事にもなります。

花を咲かせたい場合、先端に二個三個と付いている蕾を一個にする等して、楽をさせてあげてください。

枯れる兆候やとても弱る場合、木全体すべての葉が落葉せずに色が変わります。

植え替え等の作業をしていない場合でも、新芽が伸びる前に古葉が落葉する事もあります。

どちらにしてもこの時期にはお礼肥え(肥料)を与えて、次の年の準備をしてあげてくださいね。

椿な人達

椿園三代目園主 佐藤 幹大

椿園三代目園主
佐藤 幹大

椿園は昭和23年の創業以来、椿樹木を専門に生産・販売を行っています。育種家としては一重の筒咲を中心としたツバキらしい「美しい椿」の作出にも取組み、三代に渡り作り出した園芸品種椿は300品種に迫っている。代表的な作出・命名品種:千羽鶴、初音、陣屋の椿、月照など。