椿 「参平椿」の歴史紹介

こんにちは、今日は愛知県半田生まれ「参平椿-さんぺいつばき-」についての紹介です。

参平椿_縮小320 鮮やかな桃色に白の縁取り花弁が素敵!

参平椿は愛知県知多半島にある半田市、小栗家にて出現した品種です。

参平椿は明治時代、旧尾張藩主から半田市で書店を営む小栗参平氏に一枝の椿を送った事がきっかけ。

参平氏が挿木をした所、枝変わりして今の姿になり、孫の恒六さんが「参平椿」と名付けて広めた。

特徴的な花は瞬く間に中部地方から全国に知れ渡り、今では中部を代表する銘花となりました。

原木は「生みの親」子孫である 愛知県岡崎市の遠藤家に移植され、優しく咲き続けています。

11月頃から開花の始まる晩秋咲品種ですので、春4月頃までの長い時期に渡り花が楽しめます。

椿な人達

椿園三代目園主 佐藤 幹大

椿園三代目園主
佐藤 幹大

椿園は昭和23年の創業以来、椿樹木を専門に生産・販売を行っています。育種家としては一重の筒咲を中心としたツバキらしい「美しい椿」の作出にも取組み、三代に渡り作り出した園芸品種椿は300品種に迫っている。代表的な作出・命名品種:千羽鶴、初音、陣屋の椿、月照など。