椿【加茂鶴・かもづる】切り花畑で見つけました♪

みなさんこんにちは!椿園の佐藤です。さきほど切り花畑で作業をしていると見慣れないつばきを発見(@▽@;)

この花は【加茂鶴・かもづる】という昭和中期に作出した椿でした。

【品種名】加茂鶴・かもつる・かもづる
【花色】白色にかすかな紅色をもよおす
【花形】一重椀咲き~盃状咲き
【花径・花サイズ】中輪~大輪・7cm~9cm
【開花時期】12月~4月
【特徴・魅力】花弁数は5~6弁。丸弁で全開直前までは弁先深くまでかすかな紅色をもよおし、全開時には残らない。
大盃状に咲いた後は花弁先が外曲する。雄蕊はやや開く輪芯状になり、葯は特に大型で花粉も多く黄色が目立つ。
「加茂本阿弥・かもほんあみ」に「中部初雁・ちゅうぶはつかり」を交配して作出されたこの花は、昭和43年11月に椿園初代園主・佐藤稔により新花登録された。

最後に撮影した一枚には後光が差していました(^^)

昭和40年というと園芸ブームが到来する少し前のようで、まだ見ぬ夢の花を追い求めて新花作出に力を注いでいたようです。

古い品種のため生産はありませんが、椿園の歴史的にも貴重な花を新年早々に見ることができて嬉しくなりました。

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椿な人達

椿園三代目園主 佐藤 幹大

椿園三代目園主
佐藤 幹大

椿園は昭和23年の創業以来、椿樹木を専門に生産・販売を行っています。育種家としては一重の筒咲を中心としたツバキらしい「美しい椿」の作出にも取組み、三代に渡り作り出した園芸品種椿は300品種に迫っている。代表的な作出・命名品種:千羽鶴、初音、陣屋の椿、月照など。