伝統とこだわりを大切に守り続けているので話がとてもとても長くなってしまいます。
その辺りも先代より引き継いでしまっているので簡潔に話せるようになりたい! 三代目の幹大(みきひろ)です。
昨日の続きになりますが、挿木椿と接木椿では根が全く違います。
当園の接木椿の台木はサザンカの「勘次郎」という品種に接木しております。
分かりやすい表現として、挿木椿の根は数本の根が走ってしまいがちで、木を真上から見て放射状に広がりません。
接木椿は木を真上から見て放射状に広がり、またびっしりと細かい根(細根)を張り巡らします。
特に年数が経過した椿で、はっきりと表れます。
挿木椿の移植後によくある事として、木の脇枝が数本枯れ全体が弱々しくなってしまい葉が黄色になるという事例です。
接木椿、お値段は少し高くなりますが「長く楽しみたい」という方、「一生物の椿を」とお考えの方は是非接木苗をお買い求め下さい。
ただし、当園オンラインショップで販売している一品物挿木苗に関しては畑でしっかりと管理した良苗です。
ちなみに挿し木を良質に長持ちさせようという場合は少し手が掛かりまして・・・ この先は次の投稿にて~